中小企業診断士二次試験事例4(令和3)問4
与件文(問題文)はこちら
第4問(配点25 点)
(設問 1 )
移動販売事業をネット通販事業に一本化することによる短期的なメリットについて、財務指標をあげながら40字以内で述べよ。
解答上の注意点
(1)移動販売事業をネット通販事業に一本化することによる短期的なメリット
(2)財務指標をあげながら
(3)40字以内
※1. 移動販売事業をネット通販事業に一本化することによる短期的なメリット
(1) 与件文第四段落 「販売される商品は日常生活に必要な食品および日用品で、トラックのキャパシティから品目を絞っており」
(2) 与件文第四段落 「これらの事業は、主な事業との親和性やシナジー効果などを勘案して展開されてきた」
※2. 解答例(40/40)
移動販売事業に要していた経費が軽減され売上高営業利益率や自己資本費率が改善する。
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(設問 2)
D社の経営者は移動販売事業を継続することが必ずしも企業価値を低下させるとは考えていない。その理由を推測して40字以内で述べよ。
解答上の注意点
(1)移動販売事業を継続することが必ずしも企業価値を低下させるとは考えていない理由を推測
(2)40字以内
解答の手順
※1. 次期における戸建住宅事業のROIを計算
(1) 与件文第一段落 「地元密着をセールスポイントとして経営を行ってきた」
(2) 与件文第一段落 「本社を置く地方都市の住民を中心に一定数の固定客を取り込み、経営状況も安定していた」
(3) 与件文第三段落 「地元への地域貢献」
(4) 与件文第四段落 「これらの事業は、主な事業との親和性やシナジー効果などを勘案して展開されてきた」
(4) 企業価値 ⇒ 会社全体の経済的価値。(企業が将来にわたって生み出すキャッシュフローの現在価値)⇒ 不採算事業の販売事業を継続することは、一般的には企業価値を低下させる ⇒
※2. 解答例 (40/40文字)
移動販売を注文宅配、ネット通販へと進化させ、高齢者への貢献を全国展開できるから。
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