中小企業診断士二次試験事例2(令和03)問4
与件文(問題文)はこちら
第4問(配点25点)
B社ではX市周辺の主婦層の顧客獲得をめざし、豆腐やおからを材料とする菓子類の新規開発、移動販売を検討している。製品戦略とコミュニケーション戦略について、中小企業診断士の立場から100字以内で助言せよ。
解答上の留意点
(1)「X市周辺の主婦層の顧客獲得をめざし、…移動販売を検討」⇒ 主婦層の顧客低迷
(2)「豆腐やおからを材料とする菓子類の新規開発…を検討」⇒ 新商品の開発
(3)「製品戦略とコミュニケーション戦略について、中小企業診断士の立場から…助言」 ⇒
(4)「100字以内」 ⇒ 100字を超えてはいけないことに注意
解答の手順
※1. X市周辺の主婦層の顧客獲得をめざし、豆腐やおからを材料とする菓子類の新規開発、移動販売を検討。製品戦略とコミュニケーション戦略について、中小企業診断士の立場から…助言
(1) 与件文の第二段落「同地の繁盛店は、B社歴代社長、新しい素材を使った菓子で人気を博す和菓子店の店主、予約が取りにくいと評判の割かっ烹ぽうの板前など京都で修行した職人が支えている。」 ⇒ 新しい素材を使った菓子で人気を博す地元和菓子店と共同開発
(2) 与件文の第四段落「若年層にはIMによるテキストでのやり取りの方が好まれ、自社の受注用サイトを作る計画もあった」 ⇒ 移動販売を利用している主婦層に試供品を提供し、IMで口コミ評価をもらい自社の受注用サイトで紹介し売り上げを拡大を図る
(3) 与件文の第十段落「人的接触を控えたい、自宅を不在にする日にも届けてほしいという高齢層や主婦層の声を踏まえ、生協を参考に冷蔵ボックスを使った置き配の開始も検討している。そして、危機こそ好機と捉え、豆腐やおからを材料とする菓子類による主婦層の獲得や、地元産大豆の魅力を伝える全国向けネット販売といった夢をこの機にかなえたいと考えている。」 ⇒ 外部にサプライチェーンのネットワークを構築し、顧客の細かいニーズに対応できるような分業体制を整えることで。工程にわたり高品質、高精度な印刷を必要とする美術印刷の分野に資源を集中させた
※2. 解答例(100文字/100文字)⇒ 地元和菓子店のブランド力を活用し、豆腐やおからを材料にした菓子を共同で新規開発する製品戦略と、移動販売を利用する主婦層にIMで双方向交流を行い、利用者口コミを誘発するコミュニケーション戦略を助言する。
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