与件文（問題文）はこちら

第1問（配点20点）

（1）「小型ショッピングモール開業を控えた2019年10月末時点」 ⇒ 問われている時点に注意

（2）「B社の状況について、SWOT分析をせよ」 ⇒ SWOT分析については具体例まで覚えていないと意外に解けない

（3）「各要素について」 ⇒ 4つの要素、覚えていないと解けない

（4）「40字以内」 ⇒ 40字を超えてはいけないことに注意

（1）SWOT分析の要素には、自社の強みと弱み、機会と脅威の4つがある

（2）強み

※1. 与件文の第二段落「在職中から季節感の表現に定評があり、社長が提案した季節限定商品のパッケージや季節催事用のPOPは、同社退職後も継続して利用されていた」⇒ 季節感の表現に定評

※2. 与件文の第二段落「Yさんは七五三、卒業式、結婚式に列席する30～50代の女性顧客に、顧客の要望を聞きながら、参加イベントの雰囲気に合わせて衣装の提案を行う接客が高く評価」 ⇒ 雰囲気に合わせた提案力

※3. 与件文の第二段落「2人は開業前にネイリスト専門学校に通い始めた。当初は絵画との筆遣いの違いに戸惑いを覚えたが、要領を得てからは持ち前の絵心で技術は飛躍的に向上した」 ⇒ 高い技術力

※4. 与件文の第三段落「2人が施術すれば満員となるような狭いスペースではあるものの、顧客からは落ち着く雰囲気だと高い評価を得ている」 ⇒ 落ち着く雰囲気の店

※5. 与件文の第三段落「Yさんが商店街の貸衣装チェーン店で勤務していた経緯もあり、商店街の他店ともスムーズに良好な関係を構築することができた」 ⇒ 周囲の店との良好な関係

※6. 与件文の第六段落「顧客の大半は従業者と同世代」 ⇒ 顧客の需要や要望を理解しやすい

（3）弱み

※1. 与件文の第三段落「店舗は商店街の中心部からは離れた場所にあり、建築から年数がたっており、細長いスペースが敬遠されていた」 ⇒ 商店街から外れた使い辛い間取りの店舗

※1. 与件文の第三段落「2人が施術すれば満員となるような狭いスペース」 ⇒ 売り上げに限界

※2. 与件文の第六段落「デザイン重視の顧客と住宅地からの近さ重視の顧客は半数ずつとなっている。後者の場合、オプションを追加する顧客は少なく、力を発揮したい2人としてはやや物足りなく感じている」 ⇒ オプションを追加する顧客は少ない

（4）機会

※1. 与件文の第一段落「X市は県内でも有数の住宅地であり、中でも商店街周辺は高級住宅地として知られる」 ⇒ 高い客単価が見込める

※2. 与件文の第一段落「X市では商店街周辺を中核として15年前にファミリー向け宅地の開発が行われ、その頃に多数の家族が入居した」 ⇒ 人口が多い

※3. 与件文の第一段落「新興住宅地であるものの、桜祭り、七夕祭り、秋祭り、クリスマス・マーケットなどの町内会、寺社、商店街主催のイベントが毎月あり、行事が盛んな土地柄」⇒ 人が集まりやすい

（5）脅威

※1. 与件文の第五段落「X市の駅から商店街の中心部に向かう途中にも大手チェーンによるネイルサロンが出店している。また自宅サロンと呼ばれる、大手チェーンのネイルサロン勤務経験者が退職後に自宅の一室で個人事業として開業しているサロンも、商店街周辺には多数存在する」 ⇒ 競合が多い

（6）解答例

※1. 解答例（39文字）⇒ 強み：提案力、表現力、技術力への高評価、落ち着く店の雰囲気、周辺店舗との良好な関係。

※2. 解答例（40文字）⇒ 弱み：商店街から外れた狭いスペースの店舗では、対応できる客数が少く収益性に限界がある。

※3. 解答例（40文字）⇒ 機会：周辺は住宅地でイベントが多いので集客しやすく、多くの顧客を獲得できる環境にある。

※4. 解答例（39文字）⇒ 脅威：大手チェーンのネイルサロンや自宅サロンが商店街周辺に多数存在し、競合店が多い。

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