中小企業診断士二次試験事例4(平成30)問4

与件文(問題文)はこちら

第4問(配点 15 点)

D社が受注したサポート業務にあたる際に業務委託を行うことについて、同社の事業展開や業績に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合か。また、それを防ぐにはどのような方策が考えられるか。70字以内で説明せよ。

解答上の留意点

(1)「受注したサポート業務の業務委託を行うことについて⇒ 与件文の第五段落

(2)事業展開に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合と防御策 ⇒ 財務的視点からの影響と防御策?

(3)業績に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合と防御策 ⇒ 財務的視点からの影響と防御策?

(4)70字以内で説明

解答の手順

※1. 事業展開に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合と防御策

(1) 与件文から事業展開に悪影響を及ぼす可能性がある記述を探す ⇒ 与件文の第五段落「D社は受注した業務について、協力個人事業主等に業務委託を行うとともに、配送ネットワークに加盟した物流業者に梱包、発送等の業務や顧客への受け渡し、代金回収業務等を委託しており、協力個人事業主等の確保・育成および加盟物流業者との緊密な連携とサービス水準の把握・向上がビジネスを展開するうえで重要な要素になっている」 ⇒ 人手不足による外注費の高騰や代金回収業務の遅れによる資金繰りの悪化、受注機会の喪失による売上の減少 (40文字)

(2) 与件文から防御策になる記述を探す ⇒ 与件文の第六段落「同社の事業は労働集約的であることから、昨今の人手不足の状況下で、同社は事業計画に合わせて優秀な人材の採用および社員の教育にも注力する方針」 ⇒ 個人事業主や加盟物流業者を含む人材の確保と育成を強化 (26文字)

※2. 業績に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合と防御策

(1) 与件文から事業展開に悪影響を及ぼす可能性がある記述を探す ⇒ 事業展開に悪影響を及ぼす可能性がある記述と同じ

(2) 与件文から防御策になる記述を探す ⇒ 事業展開に悪影響を及ぼす可能性がある記述と同じ

※3. 解答例(69文字)

人手不足による外注費の高騰や代金回収業務の遅れによる資金繰りの悪化などが懸念される。防御策は委託先との連携と人材の確保・育成の強化である。

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