中小企業診断士二次試験事例1(平成29)問1

与件文(問題文)はこちら

第1問(配点20点)

景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品を A 社が再び人気商品にさせた最大の要因は、どのような点にあると考えられるか。100 字以内で答えよ。

解答の留意点

(1)「景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品再び人気商品にさせた」⇒ 強みを活かした

(2)「最大の要因VRIOのどれか?

(4)「100字以内」 ⇒ 100字を超えてはいけないことに注意

解答の手順

※1. 強みを活かした最大の要因

(1) 与件文の第三段落「長期的な景気低迷期の激しい企業間競争の中で順調に売上規模を拡大することができたのは、A 社が事業を引き継ぐ以前の X 社時代から、現在の主力商品の認知度が地元で高かったから」 ⇒ 認知度が高い商品

(2)与件文の第五段落「主力商品だけに絞って、商品名を冠にした新会社設立」⇒ 認知度のある商品の商標権を獲得できた

(3)与件文の第五段落「かつてと同じ品質や食感を出すために必要な機器を購入するためには多額の資金が必要であり、昔ながらの味を復活させるには、その後数年の年月がかかっている。餡(あん)づくりはもとより、旧式の窯を使用した焼き上げ工程を含めて菓子づくりのほとんどが、人手による作業であった」⇒ かつての品質と食感を出せたことで真似のできない認知度の高い商品を復活させた

※2. 解答例(97/100文字)⇒ 認知度の高い主力商品に絞って事業化したことが最大の要因である。これにより、かつての同僚らの協力を得ながら品質と食感を再現させ、商標権を継承できた商品名で主力商品を再度人気商品にすることができた。

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