中小企業診断士二次試験事例2(令和03)問3

与件文(問題文)はこちら

第3問(配点30点)

B社のフランチャイズ方式の移動販売において、置き配を導入する場合に、それを利用する高齢者顧客に対して、どのような取り組みを実施すべきか。中小企業診断士の立場から⒜フランチャイザー、⒝フランチャイジーに対して、それぞれ50字以内で助言せよ。

解答上の留意点

(1)「B社のフランチャイズ方式の移動販売において、置き配を導入する場合に、それを利用する高齢者顧客に対して、どのような取り組みを実施すべきか」⇒ フランチャイズ方式のメリット、移動販売のメリット、置き配のメリット

(2)「中小企業診断士の立場から⒜フランチャイザー、⒝フランチャイジーに対して…助言 ⇒ デメリットに対する留意点

(3)「各50字以内」 ⇒ 50字を超えてはいけないことに注意

解答の手順

※1. フランチャイズ方式の移動販売において、置き配を導入する場合に、それを利用する高齢者顧客に対して、どのような取り組みを実施すべきかを⒜フランチャイザー、⒝フランチャイジーに助言

(1) 与件文の第六段落「フランチャイジーは加盟時に登録料と冷蔵販売車を用意し、以降はB社から商品を仕入れるのみで、その他のフィーは不要とする方式とした。また、フランチャイジーは担当地域での販売に専念し、B社はその他のマーケティング活動、支援活動を担当する。結果、元商店経営者やB社の元社員などがフランチャイジーとして加盟した。」 ⇒(a)置き配導入の事前説明、(b)冷蔵ボックスを使った置き配や集金方法の事前説明

(2) 与件文の第八段落「商品説明を積極的に行った結果、次第に高単価商品が売れ始めた。フランチャイジーと高齢者顧客とのやり取りは来店前の電話での通話が主体である。」 ⇒(a)冷蔵ボックスの調達、置き配のマニュアルや高齢者向けパンフレットの作成、(b)冷蔵ボックスや置き配の利用パンフレットの戸別配布と使用法の説明

(3) 与件文の第十段落「人的接触を控えたい、自宅を不在にする日にも届けてほしいという高齢層や主婦層の声を踏まえ、生協を参考に冷蔵ボックスを使った置き配の開始も検討している。」 ⇒(a)試供品や注文用チラシの作成、(b)注文品、試供品、注文用チラシの置き配や集金等の時間調整連絡

※2. 解答例(48〜50文字/各50文字)⇒

(a)置き配業務マニュアル、利用手順チラシや注文書を作成し、調達した冷蔵ボックスに同梱する試供品を作成

(b)冷蔵ボックスを事前に利用者と調整した時間と場所に試供品やレシピを同梱して配達し、電話でフォローする。

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