中小企業診断士二次試験事例2(令和03)問2

与件文(問題文)はこちら

第2問(配点25点)

B社社長は社会全体のオンライン化の流れを踏まえ、ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたいと考えている。そのためには、どの商品を、どのように販売すべきか。ターゲットを明確にした上で、中小企業診断士の立場から100字以内で助言せよ。

解答上の留意点

(1)「ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたい」⇒ 誰に?

(2)「どの商品を、どのように販売すべきか。ターゲットを明確にした上で、中小企業診断士の立場から…助言 ⇒ 何を、どのように?

(3)「100字以内」 ⇒ 100字を超えてはいけないことに注意

解答の手順

※1. ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたいどの商品を、どのように販売すべきか。ターゲットを明確にした上で、中小企業診断士の立場から…助言

(1) 与件文の第五段落「Y社は建屋を改修し、B社の地下水を購入する形で、Y社サイトのお得意さまに限定販売するペットボトル入り水の製造を開始した。またY社は「X市の魅力を全国に」との思いからX市企業の佃煮、干物などもY社サイトでコラボ企画と称して販売している。近年、グルメ雑誌でY社サイトの新米、佃煮が紹介されたのをきっかけに、全国の食通を顧客として獲得し、サイトでの売上が拡大している。」 ⇒ 全国の食通にY社のサイトでコラボ企画として地元産大豆の魅力を伝える

(2) 与件文の第十段落「B社社長が全国に多数展開される豆腐ECサイトを調べたところ、多くのサイトで豆乳とにがりをセットにした商品が販売されていることを知り「手作り豆腐セット」を開発し、移動販売を開始した。顧客が豆乳とにがりを混ぜ、蒸し器で仕上げる手間のかかる商品であるが、出来たての豆腐を味わえる。リモートワークの浸透を受け、自宅での食事にこだわりを持つ家庭が増え、お得意さま以外の主婦層にも人気を博している。」 ⇒「手作り豆腐セット」が主婦層に人気

(3) 与件文の第八段落「若年層にはIMによるテキストでのやり取りの方が好まれ、自社の受注用サイトを作る計画もあったが、ノウハウもなく、投資に見合った利益が見込めないとの判断により、IMで十分という結論に達した。」 ⇒ 移動販売を利用している若年層にはIMによるやり取りが好まれた

※2. 解答例(100文字/100文字)⇒ 全国の食通を対象に、Y社のサイトで販売している地元商品の米や水とB社の豆腐商品とのコラボ企画をY社に持ち込み、「手作り豆腐セット」や「豆腐丼」を詳細なレシピを付けてネット販売してもらえるよう助言する。

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