中小企業診断士二次試験事例2(令和02)問3

与件文(問題文)はこちら

第3問(配点30点)

B社社長は最近、「眠る前に飲むハーブティー」の自社オンラインサイトでの販売を手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。

(設問1)

上記の事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って50 字以内で説明せよ。

解答上の留意点

(1)「自社オンラインサイトでの販売を手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。」 ⇒

(2)「上記の事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って

(3)「50 字以内で説明」 ⇒

解答の手順

※1. 自社オンラインサイトでの販売を手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。この事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って50 字以内で説明

(1) 与件文の第十二段落「安眠効果のあるハーブを原材料とした「眠る前に飲むハーブティー」というコンセプトの製品をOEM企業に生産委託し、自社オンラインサイトで販売してみたところ、20歳代後半~50歳代の大都市圏在住の女性層から注文が来るようになった。」 ⇒ ヘルスケア製品だが新商品?企業から消費者へのターゲット変更は新市場?店舗からネット販売への拡大は新市場?

(2) 与件文の第七段落「Z社は当時、希少性と効能を兼ね備えた差別的要素の強いヘルスケア製品の開発可能性を探っており、美しい島で栽培された伝統あるハーブが有するアンチエイジングの効能と社長の高品質かつ安全性を追求する姿勢、島への思い入れを高く評価した。」 ⇒ ヘルスケア製品

※2. 解答例(50文字/50文字)⇒ 顧客を企業からネット上の消費者に変更するも、既存と同じカテゴリの製品投入なので新市場開拓戦略である。

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(設問2)

B社社長は自社オンラインサイトでの販売を今後も継続していくつもりであるが、顧客を製品づくりに巻き込みたいと考えている。顧客の関与を高めるため、B社は今後、自社オンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか。100字以内で助言せよ。

解答上の留意点

(1)「自社オンラインサイトでの販売を今後も継続していくつもりであるが、顧客を製品づくりに巻き込みたい」 ⇒ 共同型マーケティング?

(2)「顧客の関与を高めるため、B社は今後、自社オンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか ⇒ 自社製品の効能に対する知見を開示し、試供品の体験者を募り、使用した感想や要望などをサイトにアップするために双方向コミュニケーションを確立し、顧客同士のコミュニケーションにも利用してもらい、製品の改良や新開発に繋げていく

(3)「100字以内で助言」 ⇒

解答の手順

※1. 顧客を製品づくりに巻き込みたいと考えている。顧客の関与を高めるため、B社は今後、自社オンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか

(1) 与件文の第十一段落「安眠効果のあるハーブを原材料とした「眠る前に飲むハーブティー」というコンセプトの製品をOEM企業に生産委託し、自社オンラインサイトで販売してみたところ、20歳代後半~50歳代の大都市圏在住の女性層から注文が来るようになった。」 ⇒

※2. 解答例(100字/100文字)⇒ 自社サイトに双方向コミュニケーション機能を備え製品の効能や実証データを開示し、試供品の体験者を募り、使用した感想や要望、顧客同士の口コミや顧客情報などを収集することで製品の改良や新開発に繋げていく

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